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7月4日に更新した「【VTuber】桐生ココ、「台湾を国扱いした」と中国側から理不尽な攻撃を受け活動停止 →引退配信が中国共産党100周年の日だったのは偶然?」

http://j-seiji.blog.jp/archives/10457144.html

コメント欄において「事実に反している」「リテラシーが低い記事」との指摘を受け第三者にファクトチェックを依頼しました。






桐生ココ騒動の発端が中国のネットユーザーによる政治的な言いがかりであったことから引退に際して様々な憶測が流れましたが、事実がどうであったかは分けて考えるべきです。

まず時系列を見ると桐生ココが中国で炎上し活動自粛に追い込まれたのは2020年9月です。


その後10月19日に復帰し、卒業することを発表したのが翌2021年6月9日。その間11~12月に2週間の休止期間がありましたがそれ以外は普通に活動していました。

騒動の直後ならともかく数ヶ月空いており、実際に圧力や忖度があったのかは本人も事務所も引退理由を公言しておらず判断する材料がありません。中国市場のためとはいえ一番の稼ぎ頭を自ら切り捨てるという選択は理に適わないようにも思えます。憶測として紹介するのはありですが記事のように「攻撃を受け活動停止」と断言したタイトルで出すのは若干勇み足であると言えるでしょう。

また、事務所は2020年11月に中国メンバーを全員卒業させており事実上の中国撤退とされています。


桐生ココを切ってから再進出?…という声も散見されますが結局これも憶測でしかありません。VTuber界隈は現在のアニメ業界もそうであるように国際情勢と市場の狭間で難しい舵取りを迫られています。ファンも中国に対し怒っている人もいますが大半はこの引退を受け入れ盛大に卒業配信を盛り上げていたようです。

記事では「桐生ココは中国の圧力によって切られる」という既成事実化した認識を前提にそういったファンを「中国に負けた奴ら」と揶揄するような構成になっており不適切であると言わざるを得ません。

中国に関しては昨今のウイグル、香港の問題など非難されて然るべき部分が多く存在するのは間違いありません。しかし、だからこそファクトに基づかないと批判が説得力を失うので注意が必要です。

以上






これを受けてなんJ政治ネタまとめの反応

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