「思想の垣根を超えた完全な社会悪だと思っています」
男性(40代)は「暇空茜」について開口一番にこう語った。男性はもともと「暇空茜」を名乗るアカウントの信奉者で、一時期はX(旧ツイッター)上で「暇アノンの姫」と呼ばれることもあった。
しかし今、「暇空茜」の発信を鵜呑みにしてきた過去の自分を反省し、自らが中傷してきた人々へ謝罪したいと考えているという。心境の変化は何がきっかけだったのか。そしてなぜ、誹謗中傷に駆られたのか。
その前に2022年から続く「暇空茜」問題のこれまでについて、簡単に振り返ってみたい。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a626115fcafe95feb9da50ca5b3b6c8e4a61eb3f
男性(40代)は「暇空茜」について開口一番にこう語った。男性はもともと「暇空茜」を名乗るアカウントの信奉者で、一時期はX(旧ツイッター)上で「暇アノンの姫」と呼ばれることもあった。
しかし今、「暇空茜」の発信を鵜呑みにしてきた過去の自分を反省し、自らが中傷してきた人々へ謝罪したいと考えているという。心境の変化は何がきっかけだったのか。そしてなぜ、誹謗中傷に駆られたのか。
その前に2022年から続く「暇空茜」問題のこれまでについて、簡単に振り返ってみたい。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a626115fcafe95feb9da50ca5b3b6c8e4a61eb3f
(※抜粋)
「暇空茜は絶対正義」
「気に入られるように動いた」
ーーAさんが「暇空茜」に惹かれた理由は何だったのですか?
A:私が引き込まれてしまったのは、公金の使途を探ってネットで公開するという手法です。センセーショナルだったんですね。
公金を食い物にしている連中がいて、そしてそれをみんなで探ろうっていう、これは強烈なインパクトがありました。何よりゲーム感覚だったんです。探ることが。なので乗ってしまったんです。暇空茜のフォロワーも、どんどん増えました。
ーー楽しかったのですか。
A:お恥ずかしい話ながら、暇空茜にリツイートされることがうれしかったんです。フォロワーが何十万人もいる、しかも最近集めたばっかりの生き生きとしたフォロワーばかりなので。
そこで私は最初、彼に気に入られるように動きました。彼に対してすごくいい情報を渡して気に入られてリツイートされるように。
ーー都合の良い情報というのは、当時Aさんも真実だと思っていた、「暇空茜」にとっても都合の良い情報ということですか。
A:そうです。都合の良い情報というのは、こういう解釈をすれば、ここはColaboが誤魔化しているんだみたいな、ここにつながるんじゃないか、とか。
ーーリツイートされるとうれしかったとおっしゃいましたね。それほど「暇空茜」を信じた理由は何なのですか?
A:私は当時、暇空茜は絶対正義だと思っていたんです。彼は勧善懲悪の形を作り上げたんです。公金をもらいながら会計上で誤魔化している団体がいて、我々はそれを追求している側。だからこそ我々は絶対的な正義である。
だからこそ我々は暇空茜のためにどのような、ほんのわずかなものでも探って、むしり取って、彼に情報を渡さなければいけないという感覚ですね。すごく恥ずかしい考えですけれど、今から言うと。
ーーColaboや弁護団からも詳細な説明があったわけですよね。公金を勝手に使っているわけではないという説明も存在していました。そうしたものは目に入らなかったのですか?
A:そこがとても重要なポイントなんです。暇空茜の言っていることは当時絶対正しくて、暇空茜が否定するものはすべて間違っているっていう感覚に陥ったのです。いわゆる確証バイアスっていうやつですね。
思い込みだけで、都合の良い情報ばかり拾って、都合の悪いものはすべて排除するという状況に陥りました、私は。
ーーそれほど説得力があったのでしょうか。
A:私が動いたのは正義感でしたね。歪んだ正義感でした。
(中略)
ーーColaboが憎かったですか?
A:私は娯楽に近かったです。まずフォロワー数を増やそうと思ったんですよ。(避難所のアカウントは)裏アカなので。裏アカでフォロワー数を増やして拡散力を増やそうと思ったんですね。
その上で私が考えたことは、中学生でもわかりやすい、コンパクトでわかりやすいツイートを心がけて、フォロワーを増やそうって思いましたね。
ーーフォロワーが増えると、それだけ影響力が上がるからということですか?
A:そうですね。
ーーそれは暇空さんのためなのですか?
A:いや、あれは自分のためでしたね。
ーー実際に増えたのですか、フォロワー数は。
A:むちゃくちゃ増えました。
ーーColaboの批判を始めてからフォロワー数がむちゃくちゃ増えた?
ーーColaboの批判を始めてからフォロワー数がむちゃくちゃ増えた?
A:むちゃくちゃ増えました。Colaboがどうのこうのみたいなのを始めてから1万5000人以上増えましたね。
ーー「避難所」アカウントではダンボールにイラストを描くことをネタにしてらっしゃいました。イラストが上手い人はSNSでは注目や尊敬を集めやすいのでは。
A:それはよくわかんないです。
ーーAさん、◯◯(※)でいらっしゃいますでしょう? ※A氏の職業
A:そうです。今はちょっと休止してますけれど。
ーーそれなりの実績を持ってらっしゃるわけですよね。
A:今はさすがに歳もありますし、潰しが効かないんで、もう一つ新しいスキルを身につけようと思って別の仕事をしています。介護を。最近はそのおかげで暇空にも「お尻拭きシート」とか言われていますけどね。
ーーひどいですね。
A:あいつは自分の道を諦めて介護に逃げたって言われています。
ーー2022年の11月末あるいは12月の初め頃、Aさんがもっともネットに書き込んでいた頃は仕事を続けてらした頃ですか?
A:その頃はちょっと休んでましたね。暇だった。
ーー書き込む時間もネットを閲覧する時間も十分にあった?
A:ありました。
ーーその時に一番楽しかったことって、これ(Colabo叩き)ですか。
A:そうですね。やっぱりのめり込みましたね。
ーー他に楽しみなかったですか。
A:ひどいこと言いますね。
ーーごめんなさい。Aさんは猫を飼ってらっしゃるのでしたか。
A:今、嫁さんのお母さんが体調不良で、嫁さんが猫を全部実家に持って行って世話をしているんですよ。だからちょっと今一人で。どうしようかなみたいなところでネットをぽちぽちしていたら暇空茜、みたいな。
(中略)
「暇空茜」のために調べ情報提供した
ーー暇空さんとの情報のやり取りについてですが、日常的だったのですか?
A:ごくまれに、彼から一方的にDMが来るんです。
ーーツイッター(現X)のDMで?
A:そうです。ごく稀に来て、たとえばこれを調査してくれないかと。1回か2回、それはありました。こいつはColaboの弁護士くさいから、こいつのツイート洗ってくれとか。「カルピス軍団」(※)の一人を。
(※)X上で暇空茜やその弁護団について批判的なツイートを行う複数の匿名アカウント。
ーーその匿名アカウントがColabo弁護団の一人っぽいから調べてくれと言うことですか。
A:そうです。そのアカウントの東日本大震災ぐらいの頃からのツイート全部、私が精査して、まとめて暇空に報告しました。
(中略)
ーー今までそういうことはなかったですか? Aさん、ネトウヨでした?
A:ネトウヨでした。
A:韓国です。まあ、若い頃です。
ーーなんで韓国が嫌いだったのですか?
A:やっぱみんなが言っていることですよ。いわゆる日本はこれだけやったのに韓国は裏切って、こんなに日本を利用して、みたいな。いわゆるネットで流れている言説っていうのをそのまま信じていた。
ーー今はネトウヨ的なことはやらないんですか?
A:やっていないですね。ただ思想的には保守ですよ。ただ、別の考え方の方とも積極的にお話聞きますし、人それぞれの考え方っていうのは一つの個性ですし。
ーー韓国叩くのとColaboを叩くのとどっちが面白かったですか。韓国を叩くと仲間が増えるし、同調してくれる人もいるし、リツイートもフォロワーも増えますよね。
A:でも、Colaboの方が面白かったです。なんでかっていうと、暇空茜っていう具体的なやつがいるから。
韓国だと、政府間の問題じゃないですか、結局。一般人がぎゃあっと言ったって別になんともないわけじゃないですか。でも暇空茜っていう人間がいて、ちょっとこういうのあるんだけどって言ったら、たまに取り上げてくれる。
ーー参加できる?
A:そういう感覚があります。
ーー韓国を叩いても韓国は反応してくれないけれども、Colaboを叩けばColaboは反応してくれるっていうのは?
A:そうそう。やっぱり、何か反応してくれないかなって。楽しかったですね、「支える会さん」(※)、私に反応してください、みたいな。 (※)「Colaboと仁藤夢乃さんを支える会」のアカウント
引用元:https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1697449554/
【暇アノンの姫だった男性、反省「暇空にリツイートされるのが嬉しくて気に入られるように動いた」「Colaboを叩けばフォロワーが増えた。娯楽に近かった」】の続きを読む